EverGreen方式
長年封印して来た、水生生物の飼育に於いて私の基本的な考え方を紹介します。
EverGreen(エバーグリーン)方式の定義は、エアーポンプを用いた底面濾過飼育(沼地の環境)が基本なのですが、水槽飼育という限られたスペースで如何に飼育や育成を長期間、簡単な管理で楽しむことが出来るのか?を追及した飼育方法です。
超小型水槽 深さ=30cm未満 (底砂=6cm厚) |
小型水槽 深さ=40cm未満 (底砂=6cm厚) |
中型水槽 深さ=60cm未満 (底砂=10cm厚) |
大型水槽 深さ=80cm未満 (底砂=12cm厚) |
超大型水槽 深さ=80cm以上 (底砂=15cm厚) |
飼育水槽を語る前に伝えておきたいことは、水槽の高さ(水深&深さ)が重要であり、水槽の横サイズは一切関係ない!国内に於ける定義は、横サイズで、小型・中型・大型と飼育容器の大きさを表現しているから、多くの飼育者が混乱するのであり、EverGreenのHP読者には、私の飼育方法の考え方を薦める。
水生生物の飼育に於いて、この種類は溶存酸素が多い環境を好むのか?溶存酸素を重要視しないのか?が、飼育を楽しむときには大切ではないだろうか?だからといって、水槽内に不必要な水流があっては、飼育生物に余分な負担をかけてしまう。
水槽内の余分な水流は、濾過を大きく妨げる第一原因にもなり好ましくない。自然界(沼地の環境)同様、水面は波だっていても水中には目に見える流れがない!ことが重要だ。
多くの淡水、水生生物は川に居るが、はたして流れがあるところで生活しているのだろうか?
母なる河(アマゾン川)で想像して見よう!源流はアンデス山脈(標高3,000〜4,000m)だ。大西洋に流れ出るまでに数千kmを数日間掛けて流れ下る。TV映像や写真画像などでは、ワザと流れのある所を写すから、日本の川を想像して水槽内に流れを作る方も多いのだが、国内河川の源流で考えると標高(2,000〜3,000m)から海へ流れ出るまでの時間は精々数時間だ!日本の川なら何処を見ても流れがあるだろうが、はたしてアマゾンには?どのくらい淀んだ場所があるのだろうか?想像してくれ!流れる標高差には対した違いはない。
超小型水槽(水深10cm以上、18cm未満) | ||
エアーリフトを用いた底面濾過+インフゾリアの素+還元バクテリア+水草 |
(国内の規格でいえば、ランチュウ水槽=深さ30cm水槽)この水槽で飼育することを薦める生物は、金魚・川魚(メダカ)・熱帯魚(グッピー)
本来!水槽サイズの目安は、高さ重視で考えなければならない!450×300×300水槽も、1,200×450×300水槽も、超小型水槽の仲間。
小型水槽(水深18cm以上、25cm未満) | ||
エアーリフトを用いた底面濾過+インフゾリアの素+還元バクテリア+水草 |
(国内の規格でいえば、600×300×360標準水槽)この水槽で飼育することを薦める生物は、金魚・川魚(メダカ)・多くの小型熱帯魚
本来!水槽サイズの目安は、高さ重視で考えなければならない!450×300×360水槽も、1,200×450×400水槽も、小型水槽の仲間。
中型水槽(水深25cm以上、45cm未満) | ||
エアーリフトを用いた底面濾過+インフゾリアの素+還元バクテリア+水草 |
(国内の規格でいえば、600×450×450水槽vs900×450×450水槽)この水槽で飼育することを薦める生物は、熱帯魚(ディスカス・エンゼル)の幼魚
本来!水槽サイズの目安は、高さ重視で考えなければならない!450×450×450水槽も、1,800×450×450水槽も、中型水槽の仲間。
大磯砂(10kg) |
底面フィルター |
飼育用品・通販 |
インフゾリアの素 |
還元バクテリア |
日本には馴染めない飼育環境であった為に、日本版の基準になってくれれば?という思いで【EverGreen方式】を作りました。
環境先進国の飼育データをひとつの参考にして、一般水槽(水深60cm以上)で、外部式パワーフィルターを用いて、底砂が12cm厚(還元層11cm)で、底面落下方式の飼育設備。
我が日本は、一般的に多く販売されている水槽は、60cm規格水槽(600×300×360)だ。
環境先進国の基準を我が日本の基準水槽に当て嵌めると、底砂が40kg必要になり、今度は水量が少なくなって飼育が適応できない!鑑賞的にも悪影響となり、更に色々調べていたら、エアーリフトによる還元層(11cm)は飼育水の安定期間が4年間程維持できることが判り、そこまで必要性を感じない!というのが全ての始まりでした。
更に、環境先進国の諸問題は、使用する水道水が硬水(GH14前後)の為!生物飼育や植物育成の為には、イオン交換によるGH(総硬度)を軟水(GH4〜5)にする必要があり、より飼育管理が楽になるようにと考えられた方法ではないのか?という考え方に至った訳です。
我が日本は最初から、飼育や植物育成に適した軟水(GH4〜5)が日本全国で、あたり前の様に使えるのです。幸せの環境ですよね。
インフゾリア(infusoria)も、生物関係(専門書籍)には、あたり前のように登場します。
環境先進国が全ての基準で書かれていますし、学名などの専門書籍もすべて!医学界でも、生物界でも、環境学の世界でも、同じ。近年は一部が英語(米語ではない)が・・・
私には、学力はない!が、書籍の写真やイラストなどを見抜く術は持っています。
海外の生物関連書籍には、日本の書籍とは大きく異なり、書籍内の本文では人物紹介は、あたり前です。日本の書籍には誰が言った言葉なのか?どのような経験をしているのか?などの基本的な紹介は一切なく、クダラナイ文面(飼育用品販売促進の為の説明)ばかりが目立つ。
飼育水槽の基準=平面積(600×300)水槽+EverGreenオリジナル粒子(6cm厚)
EverGreenオリジナル商品(インフゾリアの素)及び(還元バクテリア)使用量の説明書は、上記の水槽を基準として考えてください。
平面(450×300)水槽 大磯砂(15kg) |
平面(600×300)水槽 大磯砂(20kg) |
平面(600×450)水槽 大磯砂(30kg) |
平面(900×300)水槽 大磯砂(30kg) |
エアーリフト式、底面濾過=底砂(6cm厚)を基準にして考え、底砂の表面から1cm下までを、インフゾリア及び硝化バクテリアの生活層。底砂1cm下から水槽の底までが、水質を安定させる還元バクテリアの生活層となります。
底砂部分が、3cm厚だと、還元層が2cmとなり、あまりにも還元層が少なく、飼育水が不安定になりやすい。店名も、環境を考えてEverGreen(常緑)にしたのです。
AQUA SHOP EverGreen アクアショップ エバーグリーン 自分で作るホームページ