屋外で楽しむ浮き草
ヒメウキクサ(姫浮草)
室内育成 | 屋外育成 |
自然環境下では、初夏の水田に多く見られ、一部地域では大繁茂して稲に酸素が行き渡らず厄介者扱いされるなど・・・また、度重なる農薬の影響で激減している地域もあり、育成には考え物だ!一見!アオ.ウキクサの様にも見えるが、葉裏が赤紫色になるので区別しやすい。
アカウキクサ(赤浮草)
小さな浮葉の集合体である本種は、葉に雨粒などの攻撃を受けると小さく分裂しては、また集合体になり殖えて行く。画像の様に隙間がある様な環境下では根が長く伸びて稚メダカなどの隠れ家には最適である。
名前の由来でもあるか?の様に、赤く色ずく冬場の越冬葉。
自然環境下では、水田に多く見られ、一部地域では大繁茂して稲に酸素が行き渡らず厄介者扱いされるなど・・・また、度重なる農薬の影響で激減している地域もあり、育成には考え物だ!水温が低下する秋から冬に掛けては、浮葉が赤く色ずき美しい。本種も強い日差しを避けて育成した方が美しい草体を楽しめる。
イチョウ.ウキゴケ
自然環境下では、初夏の水田に多く見られ、一部地域では大繁茂して稲に酸素が行き渡らず厄介者扱いされるなど・・・また、度重なる農薬の影響で激減している地域もあり、育成には考え物だ!ハート型の浮葉が銀杏型になったら中央で分裂し、殖えていく。
黒い根を持つ浮き草(銀杏浮苔)は、室内水槽では育たない。
オオサンショウモ
画像(左の緑が水槽育成葉)
新芽が屋外用の浮葉へと移行しながら根が発達し、葉の表面には繊毛が生えて浮力が強くなり成長していく。元の水槽育成葉は茶色になり枯れて・・・沈んで溶けていく。
屋外育成と水槽育成 |
日陰育ちは美しい緑色!ひなた育ちは茶色の部分が多く・・・秋が近づく頃には種を形成する株も見られる。・・・太った種を採取して乾燥させ、水温む頃に水面へ投げ込めば発芽する。水温が低下して秋が終わる頃には草体が水没し死んでいく。
ヒメボタン.ウキクサ
画像左の緑が水槽育成葉
新芽が屋外用の浮葉へと移行しながら根が発達し、新芽の浮葉に厚みが出て来て、葉の表面には繊毛が生えて浮力が強くなり浮葉も楕円形から丸へと変化し成長していく。
元の水槽育成葉は・・・黄色くなり溶けていく。
スポンジ状に育った屋外育成葉は長く綺麗な根を展開するが、底砂の入らない環境下(画像右)では根の発達や増殖は望めない。
アマゾン.フロックビット(ドワーフタイプを含む)
緑の浮葉(画像左)は、水槽育成の株を屋外で育成させる為に出した時の記録です。屋外育成下では、斑が濃く反映される。
終日、日差しを浴びた環境下で育成していると浮葉は焼け現象を起こし茶色になりやすい。また多種同様、風通しの良い場所で育成すると枯れ葉&溶け葉が多くなり育成場所には注意が必要だ。また一日中、日陰的な場所で育成すると浮葉は濃い緑色になり美しい。
ヒドロミステリア
アマゾン.フロックビットと、混同されやすいが斑の入り方が、浮葉の中心から外側に向かって入るので容易に区別が可能だ。また、フロックビットが丸葉なのに対して、本種は葉先が尖る傾向があるので区別しやすい。
浮力は強いが風通しの良い場所で育成すると(写真/右)の様に枯れ葉&溶け葉が多くなり育成場所には注意が必要だ。
冬季は枯れて溶けて消えるが、初夏になると水中に落ちていた菌糸から発芽して成長する!ヒドロミステリア |
フィランタス.フルイタンス
真夏のピーク時は、根も葉も真っ赤な光景が見られるよ。
緑の浮葉(写真左)は、水槽育成の株を屋外で育成させる為に出した時の画像です。
屋外育成下では、浮葉も根も真っ赤になり美しい!が、本種の場合、多種に比べて浮力が弱い為、風通しの良い環境下では浮葉が沈み溶けやすい。
サルビニア.ククラータ
浮き草は、多種で楽しむのが楽しい。
ホテイソウ(布袋草)
真夏の最盛期には、毎日の様に花が咲き・・・美しい!蕾で一日、開花で一日楽しむことが出来るが、翌日には(写真/右)の様に枯れてしまう。枯れ花を、ほおっておくと草体負担が掛かり草体が汚く見えるので、枯れ花は根元付近をハサミで切り離し楽しむと良い。
通常のメンテナンスとしては、定期的に草体を、水から引き上げ・・・多く張り出した黒い根をカットし(むしり取る)捨てて、いかないと水の悪化が進行します。また、根を定期的に間引かなければ全体的に立ち枯れてしまいます。草体が大きくなると、外側から枯れやすくなる為、本体の株から取り外して下さい。花が咲く季節では、特に必要な作業です。
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