楽しい飼育とは、管理が楽で、生物が長生きできる環境を作ることが大切です。
大磯砂(10kg) |
底面フィルター |
飼育用品・通販 |
インフゾリアの素 |
還元バクテリア |
自然界(地球)は、日本でも、アメリカでも、アフリカでも、オーストラリアでも 雨が地面に滲み込み還元層を通り、地下水脈を流れ伏流水で湧き出している!という水質再生です。この方法を応用したのがエバーグリーンおすすめ・エアーリフト式、底面濾過です。
グッピーの飼育環境を考える(過去の記録より)
国産及び輸入 グッピ−飼育は、繁殖&育成を楽しむことから始まりますが、どのようなグッピ−を飼育する場合でも、飼育魚が一番美しい体型を維持できる環境を知っていることが大切です。
グッピー飼育の注意点
本などを、よく見て貴方が好きな種類を見つけてください。
繁殖&稚魚育成を楽しむ魚の代表ですが、同種間複数種混泳飼育は、お薦めできません。
多くはペアで販売されていますから、最初からペア用の水槽と稚魚用飼育水槽があると便利です。平均寿命は、生後、♂で10ヶ月、♀で12ヶ月だと思ってください。
水質の総硬度を把握して下さい | 市販の粗塩(マグネシウム550mg)でGHのアップ調整を |
グッピ−飼育のワンポイント、アドバイス
飼育に適した水槽サイズは、45cm〜60cm水槽を基準にして考えてください。深さは標準の36cm位迄の水槽が管理も楽で適している様です。
ペア飼育には、45cm水槽を、子供の飼育には60cm水槽が便利です。
水草に隠れる習性を持っているので、水草を入れて落ち着ける環境を用意してください。
飼育水の悪化には敏感な為、濾過能力のあるエアーリフト式底面濾過フィルターを使い、アルカリ性飼育を基準に考えれば、濾過バクテリアの活動が、より活発になり、長期安定の水質が持続します。
飼育に適した水温は、22℃〜25℃の軟水(GH濃度、5〜9を目安にすれば、水換え時の管理が楽)です。淡水熱帯魚中、最も溶存酸素を必要とする種類です。
グッピー以外の魚は問題が発生しなくても、溶存酸素不足の場合、グッピー達が水面でフラツク!グッピー現象(より多くの酸素を求める!かの様に水流に向かって泳ぐ)光景を見たなら、早急に酸素の追加をし、半分以上の上水交換をしてください。これに気づかなければ、多くは数時間で壊滅します。
半成魚〜成魚なら、グッピーの混泳飼育は小さ目のコリドラスや気の優しいコリドラスが良い |
混泳不適格種
小さめのコリドラス以外の種類は、オススメ できません。
水槽のサイズによる飼育環境の違い=30cm&36cmの小型水槽
30cm&36cm水槽の場合、一般的には飼育水槽になりにくい水槽です。どのようなフィルタ−を用いても、水が先に痛みやすく、お薦めできません。30cm水槽を3本縦置きで並べ、60cm蛍光灯を使用した説明がイラストで本に紹介されているのを見ることが時々ありますが、蛍光灯の放熱によって水温上昇が著しく、水は急激に劣化しやすくなります。
水槽のサイズによる飼育環境の違い=45cm水槽
一般的に、もっとも多く使用されていると思われる水槽です。(幅、450×奥、300×高、300)・45cm水槽を縦置きにして、2本並べ60cm蛍光灯を使用する使い方がお薦めです。(この方法だと、ペア飼育水槽+稚魚育成水槽が並んで管理しやすく便利です。)
水草も同時に楽しみ、グッピ−も楽しみたい人は(幅、450×奥、300×高、360)水槽が、オススメ。
少し、お金や水槽の設置場所に余裕があるのであれば、もう2台水槽を用意して、若魚を入れる雌雄が別々の水槽を作れば、より綺麗な個体の維持管理が出来るようになります。
水槽のサイズによる飼育環境の違い=60cm水槽
ひとつの水槽に多くのグッピ−が泳いでいる水槽を想像すると、60cm水槽が始めに思い浮かびます。水草を楽しみながらグッピ−も楽しみたい人に...。
飼育水の維持管理能力に優れ、グッピ−飼育においてもNo.1なのです。
450×300×360水槽、縦置き(背面+側面にバックスクリーンを・・・) |
不特定多数が水槽を覗き込む方が多かった為に・・・ワザと水草を前面に入れ、少しでも落ち着ける環境設定にしていました。
美しいグッピ−を育てる為の水槽は、45cm〜60cm位迄の水深が36cm以下のエア−リフト式、底面濾過フィルタ−を使用した水槽が管理しやすく便利です。
@水面以外に水流がない水草の入った落ち着ける環境を好む。
A飼育の為の水質は、PH濃度、中性〜アルカリ性の軟水。
B飼育の為の水温は、23℃〜25℃
C主食は、赤虫(冷凍赤虫⇒解凍後に水洗い)
孵化ブラインシュリンプを使う飼育水槽 | 冷凍赤虫や冷凍ミジンコを使う飼育水槽 |
飼育販売とは?
誰が・・・どのSHOPに入っても、すぐに判る販売方法です。植物が育成している環境で販売していると生物は本来の美しさや生態を常に見せてくれるものです。
只の販売水槽では、植物が育っていない&入っていない水槽の生体を購入しなければならない分だけ、購入者はトリートメント水槽を設ける必要が生じます。生物を購入する時に於ける一番の注意点は、飼育販売のSHOPを見つけることが大切ではないだろうか?
飼育販売という言葉だけが独り歩きしても、マニア達は見抜く術を心得ているものだ。水草が育っている水槽から生物を購入する場合は、他店より価格が高い!などとは言わない方が多いのも事実。何故ならお気に入りの水槽へ入れる前にトリートメント水槽で元気か?などの初期飼育確認をする必要がないからだ。飼育者から購入する訳だから、リスクも殆どなく、飼育に於ける注意点も飼育者から直接聞ける為、購入前に生態を少し観察していれば、状態などはすぐに判断可能なのだ。
多くのSHOPは、ただ販売しているだけの為、お客様が購入した魚の状態が把握&確認できるだろう?場所は、貴方がお持ちのトリートメント専用水槽だ。購入の基本も知らないで、ケチを付ける初心者には疲れたものだ。
専門店ほど、子連れ客を嫌う。
店、始めた頃は国産グッピ−沢山居たのです。だけど水槽を叩く人がなんと多いことか?悩んだ挙げ句、入り口2枚目のドワに『12歳未満店内入場お断り!』2年間も貼っていたのは当店です。気軽な気持ちで来店する子連れのお客様!親はグッピ−に夢中!子供は徐々に飽きが来て水槽バンバン!・・・
こら!水槽に触るな!自分の子の管理が出来ないなら帰れ!
水槽を叩かれた多くの高級国産グッピ−は翌日ファウスマンガス(壁当たり現象の為、口腐れ)になり死んでいく。1回叩かれて数万円分死んだら、子連れ客!来ない方が幸せ。
グッピー飼育の間違い
夜間に、グッピー達が寝ている場所を確認したことありますか?水槽内の至るところで休んでいるのなら落ち着いた水槽が出来ている証拠です。水槽内に数が少ない場合などは、多くが水草の上(葉の上)や底砂の上で寝ているのですが・・・
水槽のフィルターを考える=スポンジ、フィルタ−
管理しやすそうに見えて実は管理しにくい代表なのです。特にスポンジが1個である場合などは、スポンジ表面を絶えず綺麗に保っていなくてはなりません。スポンジの掃除を怠ると、ある日突然(ほんの1〜2時間の間に)急激に水が痛み、飼育魚が死亡してしまう場合が多い。
特にマメな人(水換え大好き人間)以外は、使用を避けてください。
ダブル.スポンジタイプは、上記の事故を避ける為には良いと思いがちですが、水槽内にスポンジが占める割合が多く見た目もよくありません。
当店、オススメの『インフゾリアの素』を使用していれば・・・目詰まりはしにくいんですが、スポンジフィルターの揉み洗いは・・・
新品から ⇒ 次回、揉み洗いまでの目安は・・・約一週間後。前回、揉み洗い ⇒ 次回、揉み洗いまでの目安は・・・約、3日後です。
上記の作業さえ!苦にならないのであれば・・・スポンジが劣化するであろう?期間の目安(約二年間)は使用可能です。
但し、インフゾリアの素を使わなければ・・・新品から、約一ヶ月間で・・・完全目詰まりをしてしまうので新品への交換が必要です。
水槽のフィルターを考える=上部フィルタ−&外掛けフィルター
初心者がもっとも多く使用しているフィルタ−の代表。
濾過機能はなく、水中に漂う小さなゴミをポンプで吸い取り、上部マットでキャッチする。
ポンプが稼動したままの場合は、マットを交換する度に水槽内に汚れが入り、飼育魚が状態を崩しやすいフィルタ−の代表。
上部から流れ出る水が、水面を叩き、溶存酸素の問題は起こりにくいのだが、上から来る水流に、大きな尾鰭を持つ品種改良型のグッピ−は泳ぎ疲れて...
水草は環境に適応できず、すぐにダメになってしまう。
尾鰭が大きい品種改良型のグッピ−は、水流によって絶えず泳いでいなくてはならず、疲れ果てて死亡する。例え死亡しなくても、運動量が多い為、エサが不足するだけで★になりやすい。
水流によって必要以上に抵抗を受ける尾鰭が大きい品種改良型の雄グッピ−は短命に終わることが多い。
稚魚を飼育すると尾鰭が大きくならず、また大きく開くハズの尾鰭が開かない不恰好なグッピ−ができる。また、水槽内で稚魚が生まれると日々数が減り、上部のマット上で死んでいることが多い。
底砂なしの水槽飼育
グッピ−飼育は『水が綺麗でないと』と言って毎日のように水換えをしている人がおこなっている方法。
濾過&飼育水を考えない人にとっては、水が綺麗=新しい水なのである。
濾過を考えなければ、毎日水の入れ替え作業はあたり前であり、水道管の種類を考えないと温水の銅管によって水中に溶け出した微量な銅の毒素で飼育魚が★に...。
底砂ありで、呼吸しない底砂の水槽飼育
一見、濾過に対して良さそう・・・でも『実は底砂なし』とあまり変わらない飼育方法。呼吸しない底砂では、飼育水が出来ません。
底砂ありで、呼吸する底砂の水槽飼育
濾過&飼育水を考える人は、水が綺麗=濾過バクテリアによって生きた水を作ります。底砂の機能を考えれば、水換え不要(長期間の水質、安定可能な)維持管理が楽で綺麗な飼育水で飼います。
様々な種類のグッピ−を同一水槽内飼育
名前のあるグッピ−を名無しグッピ−にしてしまう典型。同一水槽内で楽しむのなら、雄だけを入れて楽しむのならOK。
単独種で飼育
基本的な飼育方法。
他の小型熱帯魚(テトラなど)と混泳
エサがグッピ−に行き渡らず、特に雌は早死にしやすい。空腹のテトラなどによって、雄の尾鰭を齧られたり、稚魚は食べられやすいので注意。
昔から言われている!グッピー飼育に適した水草(ウォータースプライト)
『飼育に適した!』という意味を考えないで、水草を安易に考えるのは怪我の元!この水草の育成は浮き草同様、水流を嫌うので・・・尾鰭が大きなグッピーを飼育する方達ほど、飼育には注意しなさい!と言う意味なのですよ。
グッピーの購入で注意すること
国産&輸入グッピ−販売水槽/雌雄が同じ水槽に泳いでいる
販売魚にエサを与えているショップでは、あたり前の光景。雌の腹を見ればエサを与えているかは一目瞭然。同種グッピ−販売水槽に多い。
国産グッピ−販売水槽/雌雄が別々の水槽に泳いでいる
特に、系統維持の為の処女雌の販売水槽に多い方法。
輸入グッピ−販売水槽/雌雄が別々の水槽に泳いでいる
輸入グッピ−しか扱わない多くがエサを与えない ショップの大きな特長とも言えるのです。
エサを与えないで雌雄一緒に入れていると空腹の雌が雄の尾鰭を突付いて、ボロボロになるのを防ぐ為に、雌雄を分けて販売する。または、雌雄の見方を知らないで販売する為に雌雄を分けてある。
水草の入らない水槽を泳いでいるグッピ−を見たならば、薬や塩が入っていないか?と疑って見てください。水草は魚が落ち着ける環境作りには不可欠!多少、販売魚を掬いにくいかも知れませんが、販売魚が落ち着いてくれた方が、お客様に好印象を与えるのも事実なのです。
グッピーの繁殖&飼育(育成)を楽しむ
■ グッピーの生涯
寿命の平均的な目安は、雄で10ヶ月 & 雌で12ヶ月です。稀に18ヶ月くらい生きるといった話を聞く時もありますが・・・他の熱帯魚に比べたら短い生涯なのです。本来、グッピーは繁殖や稚魚の成長を楽しむ魚の代表であり・・・一般的な鑑賞目的とは、チョット違った側面があるのです。
多種との混泳飼育には、食性や運動能力を考慮してから混泳させないと大切なグッピーが・・・先に★という運命になるかも知れません。
過去のEverGreen店内の飼育販売水槽 | ||
450×300×360水槽は縦置き2本合わせで使用する | 親+稚魚の同時、飼育用 |
お気に入り、グッピーの種類があったなら、上記の様な飼育環境で楽しんで見ませんか?今まで気づかなかった様々な生態を観察することが出来ますよ。
主食は、冷凍赤虫や冷凍ミジンコで・・・
■ 450×300×360水槽の縦置き2本
・底面フィルター(バイオフィルター30)×2台+エアーポンプ(ダブル.タイプ)×1台
・大磯砂(プレミアム粒子)15kg×2セット分=合計、30kg
・バックスクリーン(黒)45cm用×4枚+60cm用×1枚を半分にカットして使用。
・電子サーモスタット+ヒーター100wを2セット+水温計2個。
・蛍光灯(60cm一灯式タイプ)の蛍光管を、市販のパルック_クール(3波長型)などに切り替えて・・・
・稚魚も同時飼育で楽しみたい方は、上記水槽の片側に、川砂2kgを大磯砂の上に降りかけて使用・・・これなら孵化ブラインシュリンプも気軽に与えられます。
お産が間近に迫っている・・・ブルーグラス |
グッピーのお産が近づく頃には尻鰭前の産道と腹の子供達との隙間が殆どなくなってきます・・・そして、メスは安心できる場所を探し・・・選んで産みます。
お産の時に多くのオスが居る水槽では、何時も・・・何処に隠れても見つかって追いかけられ安心して、お産へと行けません。何故なら・・・グッピーのオスは強姦魔!メスの無防備な瞬間を狙っているんです。また、多くのメス(おばさん達)が居る水槽では、エサの不足が考えられ、稚魚が生まれた直後から他のメス達に食べられてしまうことも多いのです。
産卵箱を使って・・・という方法は、オススメできません。特に45cm以上の広さを持つ水槽で親を飼育している人達の多くが産卵箱で、お産させようとしても、狭い空間に閉じ込められることがストレスとなり、産まなくなってしまうことも多いのです。特に市販の産卵箱、最大の弱点は透明容器ということ!と水面に設置する為!産卵箱内の水温上昇まで気にして設置しなければ・・・ならない!というデメリットを、どの様に考えるのかが重要なのです。
産卵箱を使う方達に多く見られるのが・・・稚魚にエサを与えるという事。産卵箱は産卵用で飼育用ではありません。メーカーは溝を作ったりして水槽内の水が産卵箱内に入ってくるかの様に、いいますが・・・実際、水槽の飼育水に色付して実験すると産卵箱内に色付けした水は殆ど入りません!という事から飼育容器には最初から不向きです。
上記に記載した!稚魚育成専用水槽を使うのであれば、水槽のコーナーに、市販されている台所用、三角コーナー(白系以外)を購入し、お産の時だけ水槽にセットして・・・お産をスムーズにおこなう!という・・・やり方があるのです。この方法を使う最大のメリットは、チョットした水質の変化により・・・お産の促進に繋がる!ということと、生まれた稚魚達は三角コーナーの溝から水槽へと旅立てるのです。この三角コーナーを設置するやり方の最大のメリットは、生まれたばかりで表皮が弱い稚魚達を傷付けることなく!飼育専用水槽へ移せることでしょうか!
お産直前で、息荒く | 誕生の直後から水面の水草に集まる |
良い・・・1ペアから生まれてくる!グッピーの稚魚数は、200匹〜500匹が普通です。
1回目のお産・・・20匹以内が理想。
2回目のお産・・・50匹前後(メスが成長するから・・・稚魚数も殖える)
3回目のお産・・・80匹〜100匹以上(メスの成長が頂点に・・・稚魚数も殖える)
4回目のお産・・・80匹〜100匹以上
5回目のお産・・・80匹〜100匹以上
6回目のお産・・・80匹〜100匹以上
という出産数になるのです。繁殖を目指す時から稚魚達が入る為の育成水槽も必要になるんです。
@.親が入る水槽
A.稚魚育成用、水槽
B.若魚育成用、水槽・・・オススメは、60cm標準水槽。(価格などを考慮して)
■ グッピー飼育の注意
グッピーの場合も他の魚たち同様、使用する水(水道水)や飼育水など・・・水質の総硬度(GH)の把握が重要な役割なのです。
・GH、0⇔3の超軟水環境では、鰭が溶けて★になりやすい。
・GH、5⇔9 理想的な水質。
・GH、10以上・・・表皮が締め付けられ成長しにくい!また、お産の時は産道を締められているので・・・難産になりやすい。
また、購入時のGH濃度が高い水槽から、GH濃度が低い水槽へ移動する(移動差10)だけでも簡単に鰭は溶けるので注意。
EverGreenのホームページを見ている、お客様に送る。
当方のオススメ商品以外の飼育用品&飼育器具を使って、同じ結果が得られないなどの質問を受けることがあるのですが、私は飼育環境の基本をすべて公開しています。他の底砂を使ったりした場合は、当方と同じ結果が得られるなんて考えないで下さい。
画像は、900×450×450 底面濾過、水槽だが、グッピー飼育に水深は要注意。何故なら、深さが45cmもあると水中に溶け込む溶存酸素が水面と底砂表面では大きく変化する!だからこそ、水位を10cm位低下させれば酸欠から発症するグッピー病(現象)がなく安心して飼育が可能だ。
60cm標準水槽で飼育に自信があっても多くの場合、90cm標準水槽へステップすることにより飼育の壁を体験することだろう。要するに、溶存酸素を気にする水生生物の飼育は、大きな水槽へステップする時であっても、水位を変えてはならない。
グッピー飼育のQ&A
多くの場合、グッピ−の病気については、後天性による現象(症状)の場合が多いので慌てて治療すると水質の変化や薬の効きすぎによって死んでしまいます。
病気になったら(症状が現れたら)すぐに塩を使用する人がいますが...多くの場合不必要です。輸入グッピ−でも安易に塩を使用することによって、管理が大変になり、やがて死亡の場合が多く見られます。
昔、書籍で、シンガポ−ルの水質は、総硬度GHが26とか32だと記載されていましたが、コンクリ−トのタタキ池での飼育ではコンクリ−トから浸み出るカルシュウム分によってGHが高くなるためであり、日本に出荷されるときは総硬度GHが4〜5の場合が多いように思えます。
安易に塩や薬を使用することによって、取り返しがつかない場合が多く見られます。そんなときは下記の記述を参考にしてみて下さい。
飼育環境について
最近、水槽の水流を強くしてから暫くして、雄グッピ−の尾鰭が尾腐れ病とは違う感じでボロボロになってきたのですが、水流って尾鰭に影響を与えるものでしょうか?
品種改良型で尾鰭が大きいタイプのグッピ−に、水流による抵抗を与えると鰭が切れやすいのも事実です。
小さな時から鰭が大きくなる種類を、水流が強い水槽で飼育すると特に尾鰭が開く(大きく)ことがなく形の悪いグッピ−になってしまいます。また、環境の変化に大きな尾鰭が邪魔になる場合などは、尾鰭が切れていき小さくなったことによって雄が元気に泳げることもあります。
ヒドラの発生について
他の水槽に余ったブラインシュリンプを与えるとヒドラなる生物が発生してくるのですが、グッピ−やコリドラスに影響はありますか?
@孵化ブラインシュリンプを水槽の魚に与えることによって、ヒドラ(ツリガネ虫のお化け的な生物/約1.0cm)が発生し、以前は当店でも悩んでいました。
Aヒドラが発生した水槽に孵化ブラインシュリンプを入れると、魚ではなく・・・ヒドラに、エサを与えているような感じになります。
B水槽に発生した、ヒドラが多くなるとコリドラス&グッピ−共に底砂の上で身体を休めることがなくなります。
ヒドラは体表から魚の養分を吸い取るので、肌荒れになったりして状態を崩すことが多く、水槽のリセットを薦めます。
現在、当店では底面濾過水槽、底砂(大磯砂)の上から川砂を敷き、孵化ブラインが底砂内に入らない工夫をしてからというもの、ヒドラが発生しなくなりました。
体表の一部が剥げた
購入したグッピ−の体色が一部剥げたようになっているのですが...?
体色の一部が色落ちする現象(通称=ネオン病)...やがて死亡?
購入したグッピ−の体色が剥げている?
多くの場合、スレからできる症状だと思います。
ネットで掬われたときにできた体表面の傷がひどくなり、肌荒れ状態になっていることが多いのですが個体差は、ありますが治ることは希です。
飼育水槽のメスが肌荒れになったのですが?
飼育水槽に沼エビやオトシンなどのプレコはいますか?居る様なら夜の間に、沼エビに体表を捕まれたか?オトシンに体表を少し舐められたか?だと思います。
尾鰭が針みたいに
生まれた稚魚の尾鰭がとがってしまったのですが...?
尾鰭がとがる=針病...尾鰭をタタム症状。
稚魚の育成水槽に移動したら、尾鰭が針病に...。
多くの場合、水温の変化による現象です。
水温の高い水槽から低い水槽に移した場合などに起こりやすいですから注意してください。
産卵箱の中で稚魚達が針病に...。
産卵箱は飼育容器ではありませんから、短期の期間ならそんな問題も起こらないのですが...一週間も入れていると水槽内とは違い水の循環が悪いですから水質が悪化した為に起こったのだと思います。通常産卵箱に入れておけるのは1〜2日程度です。
産卵箱を設置する場合、水槽に蛍光灯は厳禁!水面水温の上昇により、飼育水の循環が悪く、ライトの放熱によって暖められた水が急激に腐敗します。
産卵箱は名前の通り、産卵箱ですから、飼育箱ではありません!エサを入れると箱の内部の水が・・・あっ!という間に腐敗します。
購入したグッピ−が針病になってしまったのですが?
購入したショップの水温を確認してから買いましたか?自分の水槽内の水温より、1℃でも低いようなら次回からは考えて購入して下さい。
特にスト−ブで店内を暖めているようなショップでの購入には注意が必要です。
尾鰭が少し欠け、血が滲んでいる
グッピ−のオスの尾鰭に、がじられた様な跡があるのですが...?
空腹のメスがオスの尾鰭をかじることが...ある。
エサが不足していると時々見られることです。
一日一回はメスにアカムシを与えてあげることで解決しますが、アカムシに慣れていないグッピ−には少しずつ与えて慣らしてください。
輸入グッピーを取り扱う多くのショップが、上記を避ける為に、販売水槽を雌雄で分けて販売しているのを貴方達は見かけませんか?販売魚には、エサを与えないショップの典型的な特徴なんですよ。
尾鰭が裂けた
グッピ−の尾鰭が裂けたのですが...病気?
突然、スパ−ンと尾鰭が裂ける症状の多くは、環境の変化によるストレスです。
購入したグッピ−の尾鰭が裂けていた。
遺伝的になりやすい種類(個体)と言う人もおりますが、多くの場合何らかの衝撃や輸送中のストレスなどで発生することが多いように思えますが翌日には...『あれっ!裂けていた鰭のグッピ−は何処に』と思えるくらい治っていることが多いのも、事実です。
広い水槽に移動した翌日尾鰭が裂けていた。
特に尾鰭が単色のグッピ−や青い鰭を持つ種類に多く見られる症状です。
過去にあったことですが、水深30&36cm水槽から水深45cm水槽に移動した場合のみに現れることがありましたので、おそらく原因は水深によることも考えられますが...。
病気?
グッピ−の口が白くなって(口腐れ)、翌日死んでしまったのですが?
口腐れ病=ファウスマンガス...人間なら口から壁に激突?
口先から白くなり、やがて頭部前半まで腐れる。⇒祈るしか?ありません。
基本的にはビックリしたりして水槽のガラス面に強く張りついたが為に、起こった症状です。
グッピ−は水槽の蛍光灯を消したときなど部屋の明かりに向かって突進しやすいですから、水槽の側面にもフィルムを貼ってください。
メスの口先が白く腐ったようになり、死んでしまったのですが?
上記以外で考えられることは、オスに追われすぎ?お子様が居るのであれば水槽面を叩かれたか?だと思います。
購入した輸入グッピ−の口が白くなり、死んでしまった。
購入したショップでは、自分で魚を掬わせてくれる店ですか?人間の心理的な問題ですが、後に購入した個体ほどリスク(擦れている)があります。
水槽移動の後に、口が白くなって死んでしまったのですが?
魚を掬ったときのネットの色は白ではなかったですか?
白いネットで魚を掬おうとすればするほど、よく逃げ回ります。そんなときにガラス面に張り付いた・・・のではないでしょうか?
優良個体について
グッピーの飼育は優良の固体を掛け合わせることにより、優れた(美しい?)外観をもつ魚を作り上げるというのは?
多くは雌の良い悪しで全て決まります。血が濃い雌を使って良い固体が得られるということは皆無に等しい。
繁殖と系統維持の意味が違う為に・・・!だから、優良個体には 種親 とか F-1 という表示がされているのです。
鰭が溶けた
グッピ−の尾鰭が溶けて死んでしまったのですが...。
尾腐れ(鰭腐れ)=尾腐れ病...鰭が軟条だけになり、やがて死亡する。
購入したばかりのグッピ−の尾鰭が溶けて死んでしまった。
特に輸入グッピ−に多く見られる現象ですね。購入したショップの水槽に塩が入っている場合に起こりやすい症状です。
これは、GHテスト試験試薬を持たないお客様に多く見られる症状です。
グッピ−の水質、総硬度GHが高い水質から低い水質に入れた場合などに起こりやすい症状です。
輸入グッピー
輸入グッピ−が死にやすいのは何故?
多くの場合、お客様の購入ミスだと思います。
エサも与えられず・・・死ぬ前に売れればOK!という店から購入した場合だと考えた方がよいでしょう。
@雌雄別々の水槽を泳いでいた。
雌雄が別々の水槽に泳いでいると言うことはエサを貰っていない場合が多いと考えて下さい。
A死亡個体もいたが、元気な個体を購入。
個体差による症状の現れ方だと思いますが...どの様な生物だって個体差は必ずありますよ。
B水槽内に水草が入っていなかった。
病気予防と称して、塩の入った水槽のグッピ−は塩の入った水槽でないと・・・生きられません。短期間で・・・GH変化により★に・・・。
グッピーの繁殖について
グッピーが、お腹が大きく産卵?しそうなのですが2ヶ月以上もお腹にいて稚魚が出てきません。今までもメスが産卵したことは何度かあるのですがこんなに長いのは初めてです。これが普通なのでしょうか?
通常は25日前後が目安です。グラスは22〜23日周期、タキシードは25〜28日周期で産みます。
産むハズなのに!生まれない原因を考える!
@、45cm水槽以上の水槽が産卵箱を使えるか?の目安なのです。
広い場所から狭い場所に閉じ込められた場合、ストレス過多によって産まない。お腹の子供が大きく育ち過ぎ、産道を通らない!過熟児になった。
A、オスが多く居て、水槽内に落ち着いて産める環境がない!
産む準備の為に隠れていても、オスがすぐに交尾しようとして落ち着けない。お腹の子供が大きく育ち過ぎ、産道を通らない!過熟児になった。
B、水質のGH濃度が高くなりすぎ、浸透圧の影響で産道を閉められ、産めない!
水換え後に産みやすい!というのは、交換水によりGH濃度が下がり、浸透圧の影響が減って産道が広くなり、産みやすい!お腹の子供が大きく育ち過ぎ、産道を通らない!過熟児になった。
C、元々メスの体質が悪く、逆子が多い場合など、第一子が逆子の為に、産むのを辞めている間に腹子が大きくなり、産道を通らないで生まない。
メスの運動不足と拒食が一番の原因!
上記をふまえて考えられることは、過熟児になってしまった為、お腹は大きいが産めない!可哀想なメスだ!ということが考えられます。
♀が死ぬ
稚魚を産んだばかりのメスが死亡するんですが...?
エサの不足によって激ヤセ&直後に死亡することがある。
稚魚を産んで、翌日死んでいたのですが?
命が我が子と引き替えになっても、未来を子供に託すというのは生き物のよくある現象です。人間は別みたいですが...。
稚魚を産んだ直後、メスが激ヤセしたのですが?
エサの不足によって稚魚を産んだときの体力不足から起こる症状だと思います。
稚魚が消えた
生まれた稚魚が居なくなっていくのですが...。
エサの不足によって稚魚がメスに食べられているのでは?
生まれたばかりの稚魚達が消えていく?
水槽内に何匹のメスが居ますか?
メスが多い水槽内では一日一回アカムシをエサとして与えていないとメスの満腹度が追いつかず、稚魚を食べているのだと思います。また、稚魚達の隠れ家・・・通常の水草を無造作に水面育成させたり、根が茂る浮き草などが水槽の一部にあるだけでも結果は変わりますよ。
選別漏れした稚魚の未来について
創造の過程で優良でないと判断された稚魚たちはその後どのような扱いを、されているのでしょうか?
当店では、逆子や曲がりも飼育しています。
どうしても、増えていくので収集がつかなくなるから、捨てろ!と言われても捨てられないのが現状ですかね。
選別、淘汰または処分などどグッピー飼育の本に書かれているのは不要なので殺してしまう、またはもっと大きな魚たちの餌となっているのでしょうか?
過去には、ダトニオのエサにしていた時もありましたが...書籍に書かれている選別、淘汰という表現は『ポイ捨て』です。
通常、1ペアから500匹ほどの稚魚が生まれる為、収集がつかなければ稚魚が親になったときのことも考えなくてはなりません。
奇形
稚魚を育てると奇形の個体ばかりなのですが...?
後天性の奇形=飼育者の知識不足から起こることが多い。
育てた稚魚を見ると奇形(背骨が曲がっている)が多いのですが。
先天性の奇形は、生まれて一週間生きていることは希ですから、多くは与えていたエサ(人工飼料)によって起こる問題です。
背骨を成長させる成分にリンがありますが、天然飼料の場合はリンの成分が多すぎることはありませんから、人工飼料のリン配合具合によって起こることがグッピ−飼育には多いのです。HPでは公開できないエサも多くありますから注意。
メスだけの水槽で奇形が多いのは?
これも人工飼料のリンという成分によって、リンの配合が多かったが為に身体の中で行き場を失った背骨が曲がるという現象ですね。
グッピ−飼育には、けっこう危険な人工飼料(栄養価が高いなどの商品)もあるので注意してください。
生まれた稚魚にV字になった個体がいるのですが?
当店ではシャチホコと呼んでいます。
これは逆子で生まれたときに背鰭が引っかかってV字になるのですが、この様な身体でも一生懸命に生きていきます。
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